ソレイロリア
- 和名:苔刺草(こけいらくさ)
- 学名:Soleirolia
- 分類:イラクサ科ソレイロリア属
- 原産地:地中海西部の島々
ソレイロリアはフランスのコルシカ島やイタリアのサルデーニャ島など、地中海西部の島々に分布する匍匐性の常緑多年草です。自生種は1種だけですが、品種改良によってゴールド、イエロー、ホワイト、モスグリーンなど複数色の品種が流通しています。
「ベビーズティアーズ(赤ちゃんの涙)」という流通名が指すとおり、全長3mm程度の小さな楕円形の葉を密集して生やし、細い茎を這うように伸ばすのが特徴です。
マット状に生い茂る姿がコケに似ていることから苔刺草(こけいらくさ)という和名がついているほか、イギリスではアイリッシュモスとも呼ばれています。
沼地や湿地などに自生しているため日陰と適度な湿気を好みます。熱帯原産ではないので寒さに強い一方、高温多湿と乾燥が苦手です。横に広がる性質を利用してグランドカバーにもできますが、冬場は霜よけをして葉を凍らせないよう注意し、夏場は遮光をして蒸れないように対策する必要があります。
根付くのが早く、環境が合えば急速に成長します。庭植えにして増えすぎてしまっても、葉や茎が柔らかいため剥がすのはそこまで難しくありません。弱々しく見えてもわりと丈夫で、冬の寒さで葉が枯れても春になると再び葉を茂らせます。
開花期は5~7月ですが、「世界一小さな花」と称されるほど極めて小さな白い花なのでほとんど目立ちません。
ソレイロリアという属名はフランスの植物収集家、ジョセフ・フランソワ・ソレイロル(Joseph-François Soleirol)への献名です。
育て方
水やり
春から秋の生育期には土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えます。葉が密生しているため風通しが悪く、葉に直接水をかけると蒸れて腐る場合があります。水はなるべく株元にかけるか、鉢底から吸水させるようにしてください。冬は活動が鈍るので水やりの回数を減らし、土が乾いて数日経ってから与えます。
置き場所
半日陰を好み、室内ではレースのカーテン越しに日の当たる窓辺が適しています。夏の暑さには弱く、高温で蒸れることがあるため、風通しがよく涼しい場所で管理してください。露地植えにする場合、夏場は遮光が必要です。比較的に耐寒性があり、霜や凍結に注意すれば0℃以上で越冬します。
肥料
春から秋の生育期にかけて1ヶ月に1回、緩効性の置き肥もしくは希釈した液体肥料を与えます。
品種紹介



