ネフロレピス
- 和名:玉羊歯(タマシダ)、西洋玉羊歯(セイヨウタマシダ)
- 学名:Nephrolepis
- 分類:ツルシダ科タマシダ属(ネフロレピス属)
- 原産地:日本南部、中国、台湾、東南アジア
ネフロレピスは世界の熱帯・亜熱帯地域に30~40種が分布している常緑のシダ植物です。自然界では陸生するものと樹木や岩石の上に着生するものとがあります。
観葉植物として栽培されている中で最も一般的なのはセイヨウタマシダの和名で知られるエクセルタータ(Nephrolepis exaltata)です。耐陰性があり、害虫がつきにくいことから栽培が容易で、複数の園芸品種があります。
シダ植物なので花は咲かず、葉裏に形成される胞子によって繁殖します。またランナーと呼ばれる匍匐茎を伸ばし、その先端に子株をつけるので繁殖は容易です。
属名はギリシャ語で「腎臓」を意味するnephrosと「鱗片」を意味するlepisの複合語で、包膜(胞子嚢群を包んで保護する器官)が腎臓の形をしていることに由来するそうです。
ネフロレピスの種類
ネフロレピス ダフィー
ダフィー(N. cordifolia ‘Duffii’)は日本に原生するタマシダ(N. cordifolia)から作られた矮性の園芸品種で、小さな丸葉がポコポコとフィッシュボーン状に連なったかわいらしい外観が持ち味です。ボタンのような丸いイエローの葉と、葉をちぎったときにレモンのような香りがすることから別名・レモンボタンシダとも呼ばれています。高さが30cmを超えることはめったにありませんが、枝葉が横に広がるためこんもりとした姿になります。
ネフロレピス ブルーベル

ブルーベル(N. exaltata ‘Bluebell’)は、セイヨウタマシダから作出された品種です。細かく切れ込みの入った羽のような葉姿とイエローグリーンの美しい色合いが自慢で、成長が早く、高さ1.2~1.5mまで大きくなります。葉が密に茂ってボリュームがあり、葉茎が長く伸びてアーチを描くので、ハンギングにするか棚の上やスタンドなど高い場所に置くと優雅な葉姿が映えます。
ネフロレピス マリサ

マリサ(N. exaltata ‘Marisa’)はセイヨウタマシダから作出された矮性の品種です。複雑な切れ込みが入ったレースのような葉を持ち、ふわふわとした柔らかい質感があります。大きくなっても高さ30cm程度とコンパクトで、鉢植えやハンギングバスケットでの鑑賞のほか、テラリウムにも最適です。
育て方
水やり
春から秋は土が乾いてきたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりし、冬は水やりの回数を減らします。湿度の高い環境を好み、空気が乾燥していると葉先が茶色くなってくるので、乾燥を防ぐためこまめに霧吹きで葉水を与えましょう。
置き場所
耐陰性に優れ、直射日光が当たらない場所でも育ちます。ただし日照不足になると葉色が悪くなるので、室内では明るい日陰かレースのカーテン越しに日の当たる窓辺などに置くとよいでしょう。強すぎる光は葉焼けを引き起こします。寒さには弱いので冬は室内の日当たりの良い場所に置き、5℃以上を保ちましょう。
肥料
春から秋の生育期に規定どおり希釈した液体肥料を与えます。
品種紹介




