アデニウム
アデニウムはアフリカ大陸や熱帯アメリカ、アラビア半島などに5~6種が分布する常緑低木です。砂漠のような高温で乾燥した気候に適応した結果として、幹を肥大させて水分を貯蓄する性質があります。観賞用としてはアラビカムとオベスムの2種が代表的です。
一般に出回っている株は種から育てられた実生株と、親株の一部を切り取って繁殖させた挿し木株に分かれ、実生株は幹が太りやすい一方、挿し木株は成長しても幹が太りにくいのが特徴です。
根の過湿に弱いことから夏場の降水量が多い日本では地植えには向きません。さらに耐寒性が低く、霜に当てると枯れてしまうため鉢植えでの栽培が基本となります。
葉や幹を傷つけた時に出る樹液には毒性があり、直接肌に触れると炎症を起こすおそれがあるので注意してください。
基本データ
- 別名:砂漠のバラ
- 学名:Adenium
- 分類:キョウチクトウ科アデニウム属
- 原産地:アフリカ、ソコトラ島、アラビア半島
栽培管理
水やり
生育期の春から秋は土が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えます。冬の低温下では葉を落として休眠するので断水するか、もしくは月に1回程度、土が乾いている時のみごく少量与えます。幹に水分を蓄えており乾燥には強く、過湿にすると根腐れを起こすので注意してください。
置き場所
年間を通して直射日光がよく当たる場所で育てます。真夏は日差しが強すぎて葉焼けのおそれがあるため、明るい日陰に移すか遮光が必要です。耐寒性はありませんので冬は室内に取り込み、日当たりのよい場所で10℃以上を保って管理してださい。
肥料
生育期の春から秋に液体肥料を与えるか、緩効性の化成肥料を置き肥します。
植え替え
鉢底から根がはみ出るようになったら植え替えます。年数としては2年に1回が目安です。植え替えの適期は休眠を終えて生育を始める5~6月頃です。土の過湿を嫌うため鉢のサイズが大きすぎないよう注意してください。
品種紹介

